[実施記録:2024年度里山会議第3回 里山を愉快に遊ぶ「そこに焚き火があったなら?」]
2024年度里山会議、第2回はひらめきをキーワードに里山を歩きましたが、今度はもっといろんな人がふらっとでも立ち寄れる機会をつくろうと、第3回として、里山を愉快に遊ぶ「そこに焚き火があったなら?」を開催しました。
「落ち葉で焼き芋をやってみたい」というのがそもそもの思いつきだったのですが、焚火を囲んでゆるやかにひとが集う井戸端会議ならぬ ”火の端会議” をしようと計画しました。
場所はさとやま農園、じゃがいもの収穫を終えた畑のど真ん中をお借りして、朝10時頃から火を起こしました。(落ち葉を燃やすのは諦め、安全に焚火台を使用)
この日お天気は曇り時々晴れ、寒すぎず焚火の暖かさを実感できるちょうどいい気温でした。
友人にかっこいい焚火台をお借りしました
小別沢の近隣にある円山動物園のゾウが食べ残した枝を「ゾウ薪」として配布されていて、今回は主にその枝を燃やしました。地域の農家の方からハネモノの長ネギを差し入れにいただく、これはワイルドに外側が焦げるまで焼くっきゃない…!じゃがいもはさとやま農園で育ったものをいただきました。
午前中はお子様連れのグループが複数いらっしゃって、その中におひとり薪割り名人が(なんとマイ斧を持参)。大人たちは真剣に薪割り、子供たちはマシュマロを焼いたり畑に落ちている大豆を拾い集めて遊んだり。「あ~よく見ていないとマシュマロが焦げちゃうよ!」「お芋熱いからふーふーしてね」と、子供たちと一緒に楽しく過ごしてとってもほっこり。
焼き芋きれいに焼けました!
お昼でひとが入れ替わり、今度は大人たちが集まりました。じゃがいも、さつまいも、リンゴ、そしてなんとパン生地を仕込んで持ち込んでくださった方がいて、みんなで枝巻きパンを焼くことに。ふっくらいい色に焼けていくパン、なんてかわいいんでしょう…
みんなでパン焼き
他にもお裾分けにおいしい紅茶やお菓子、木の実などもいただき、ず~っと食べっぱなし… それでもついつい種類の違う芋を食べ比べたり、新しいトッピングを試したりしてしまいます。みなさん楽しみ上手。
色んな木の実、そのまま食べたりお茶にしたりして味わいました。ゆたか~
さとやま農園に関わっているひと、知ってはいたけど初めて来たひと、誘われて一緒に来たひと、中にはなんと今は東京にお勤めのひとも。いろんな方々が交差して、いろんなお喋りが生まれていました。
夏の間何回か畑にお邪魔して、ちょっと手伝いをさせてもらったりおすそ分けをもらったりしたときの青々したエネルギー溢れる畑の風景を思い返しながら、土に育つ植物のパワーやライフサイクルのおかげで生きていて、そしてこうして楽しくヒトとして過ごせるのだなと思いました。