北海道の初夏らしい、スコーンっと晴れた爽やかな朝。
札幌の円山公園駅から車で10分、「小別沢」と呼ばれる里山地域に、多様な表現活動をしている/したい方々が集まりました。
<aside> <img src="/icons/hand_gray.svg" alt="/icons/hand_gray.svg" width="40px" /> 開催概要
テーマ:2024年度里山会議第2回 里山で五感を揺らす「里山でなにがひらめくか」] 日時:7/14(日)9:00 - 13:30 場所:小別沢地域(札幌市西区)
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2023年から始まった里山会議、2024年度の第2回としての今回は、土の手触りや風の香り、森や畑に棲む生き物の気配、そういった五感で感じ取る、ひらめきの源泉としての里山に着目しました。
農園を見守るクルミの大木の陰で簡単な自己紹介をし、まずはさとやま農園の探索。
畑をのぞきに行く人、堆肥として円山動物園からやってきたゾウのうんこを触る人、麦畑と一体化する人、白樺の木々がしげる気持ちのいい空間でただじっと座っている人たちも。それぞれ思い思いに過ごしました。
そして、森に移動。
農園には人間が耕し、作物を植えた痕跡があり、車が並んでいて、手作りトイレもあります。一方森はもう一段、人間以外の生物たちの気配が漂う空間です。
「里山」には、人間の生活圏内である町と、奥山との中間地点としての役割がありますが、農園から森へ進んでいくと、人間のコントロール下にあるものの濃度が変わっていくことを感じます。
同じ里山といえど、畑と森はギャップがある、「森の自由」に振り回された、というのは畑案内をしてくださったやまのかいしゃ、永田さんのご感想。
「いろいろな角度からの、ひらめきの種に注目してみてください。材料として、石・土・皮、質感、ザラザラ・しっとり・ふわふわ、形、規則性はあるが微妙に違うもの、木漏れ日など。」というナビゲーターである木工作家の清水郁太郎さんのお話を聞きながら、
森では、outwoods足立さんが敷設された森林作業道を各々のペースで歩きました。